2017年11月4日 身近な外来種を知ろう~カミツキガメを知ろう~
日本には人間の活動によって他の地域から入ってきた生物(外来種)が数多く生息しており、外来種は私たちにはとても身近な存在です。しかし外来種の中には、生態系へ影響を与えたり、人の生命や身体に危険を及ぼしたり、農林水産業へ被害を生じさせたりするものがいます。
そこで、どのような外来種が危険性を持っているのかということや、外来種と在来種(固有種)の違いについて知ってもらうためのイベントを実施致しました。今回は、柏市の手賀沼や周辺の印旛沼で大きな問題となっているカミツキガメへの理解を深めてもらうことを目的とした内容で実施しました。
第一回、第二回の両方ともこんなに多くのお客さんにご参加いただくことができました。
第一回は立ち見のお客さんも出ました。
第二回も多くの方にご参加頂きました。
発表を見てもらうだけでなく、お客さんにも参加してもらうクイズ大会を実施しました。
今回のイベントでは外来種の説明と発表だけでなく、千葉県立中央博物館さんなどからお借りたカミツキガメの剥製や資料を使って展示を行ったり、子供たちと一緒にパタパタ(コアジサシ)の工作も行いました。
カミツキガメの剥製と骨格標本なども展示しました。
(注)コアジサシは外来種ではありません。
私たちが苦労したことは、色々なところへの協力依頼のための連絡のやり取りや発表の資料づくり、展示物の運搬など考えるといくらでも出てきてしまうくらい大変なことが多かったです。かしわ環境ステーションの皆様、千葉県立中央博物館の皆様、柏市教育委員会の皆様、麗澤大学地域連携センターの皆様、ご協力頂き大変ありがとうございます。
今回のイベントは何とか無事に終了しましたが、反省すべき点も多々あります。そこで、発表を聞いてくれた方々、展示物を見てくれた方々にご記入頂いたアンケートの結果を活かして、今後の活動に役立てたいと思います。
イベントを実施する際には、イベントに興味を持ってもらい、実際に会場まで足を運んで頂くこと(集客)が一番大変なことだと気付きました。