2021年3月27日 第4回市民みんなで環境について語るオンライン勉強会
2021年3月27日(土)13:00~14:30 オンライン形式で実施
テーマ:「地球温暖化」と「持続可能な開発(SDGs)」に取り組む世界と日本
最新の動きについて資料を基に皆様と考えます
参加者:7名(主催者側4名 )
講師 :松﨑 延寿氏(温暖化対策部会・WG市民で環境を語る会)
SDGsをメインテーマに2020年度の状況と日本の課題について市民の皆様と知識の共有化、課題認識を行いました。
地球の平均気温は過去100年で0.75℃上昇しました。特に北半球、最近の10年間での上昇は著しく、極地での氷河の融解、山火事、干ばつ、洪水等の自然災害の発生が多発し、温暖化対策の重要度が日々増しています。
2020年度はコロナ禍の影響で世界経済は停滞しましたが、SDGsの観点からはどうだったのか最新結果のレビュ―を行いました。
地球温暖化防止に向けては、よいニュースとして米国のパリ協定への復帰、中国をはじめ世界各国がCO2削減目標を大幅に引き上げる宣言など明るい部分があったり、世界のCO2排出量も2020年は減少に転じました。しかしながら、気温上昇1.5℃に抑えるためのCO2削減達成目標に達成した国は皆無であり、なお一層の努力が必要で、このままではパリ協定で各国が示した対策が達成されても3.2℃の上昇が予測されています。(UNEP)
COVID-19 の影響は不平等や不公平を露見させ、具体的には高齢者や子供、移民、難民などへの差別、暴力、労働負荷が増加し、貧しい人々への影響が強く出ています。国連はCOVID-19からの回復を社会変革を通じて17目標が達成られるべきとして、6つの変革指針を提唱しています。日本のSDGsの2020年度の順位は17位で遅れが指摘されました。